2009年8月24日 (月)

「匠の蔵」誕生物語( 1 )至高の焼酎グラス誕生!

club 伝統を守ることと=革新すること

400年の歴史を持つ有田焼の世界では、慣習として窯元と商人の役割がはっきりと区別されていました。
「窯元は製品を作るだけ、商社は売るだけという固定観念を打ち破り、現代のライフスタイルに合った商品開発で、有田焼をリノベーションしていくためには、窯元と商社の共同作業が必要だ」

Momota

その信念をかため、まっ先に声を上げたのが、有田焼卸団地協同組合青年部の会長に就任したばかりの百田憲由氏でした。

百田氏が抱いたアイデアは、窯元と商社がモノづくりを1から共同で行うこと。“1つの型”を複数の窯元が利用し、絵柄のバリエーションを展開し、1つのブランドとして全商社共同で売ろうというユニークな構想でした。

2005年、世は一大焼酎ブーム。機能性に着眼した焼酎専用グラスが世の中に存在していないと気づき、窯元6社のメンバーらと新しい商品開発をスタートしたのです。

club 機能性とデザインの美しさにこだわる

まずは焼酎をもっと知らねばとメンバーらが地元の酒屋を訪ねると、「飲み口が大切だ」ということを教えられました。色々なかたちの器で焼酎を飲み比べたり、蔵元をまわってビアリングを重ねた結果、「焼酎の旨みをひきだすグラス」というコンセプトが決まりました。

気化を早めて焼酎本来の旨みを引き出すのには、広口が適しています。さらに飲み口の良さ、キレを考えて、75度の角度とすることに決まりました。

下部にある「節」は、日本の竹をイメージすると同時に、指がかかって持ちやすく、氷の結露が下にこぼれてこないようにと工夫したものです。また底を高くすることで、お湯割りは温かいまま、水割りは冷たいまま温度を保ちやすいという特性も加えています。

club お酒のバランスをよくする突起

グラスの底にも独自のアイデアが盛り込まれています。
グラスをすべりおちた焼酎が、底部にある突起にぶつかって、対流が起き、まろやかさが増すように配慮しているのです。200個以上のサンプルが作られて試行錯誤を繰り返した末に、ついに酒屋にも、蔵元にも、太鼓判を押された究極のフォルムが完成しました。

さらに有田独自の技術で、他には真似のできない仕様を加えています。

Shochu_cg

型が決まれば、そこからは蔵元各社の持ち味の見せどころ。自分のために選ぶマイグラスから、特別な日の贈答品に相応しいものまで、32種類ものデザインバリエーションを揃えて、2005年11月、コンテンポラリーARITA「匠の蔵」シリーズが産声を上げました。

至高の焼酎グラス 商品ラインナップはこちら

※次回、第2弾「至福の徳利&盃」へと続きます。

« 前へ | メイン | 次へ »

コピーライト

  • Copyright © 2009-2010 有田焼卸団地協同組合 All rights reserved.